090529京都 裏千家(20%)


裏千家今日庵にて

「六志会(ろくしかい)」は、茶の湯が持つ日本文化の香り高い精神性にあこがれて集った、男性だけの茶道集団です。 毎週、きびしく伝統の茶の湯の勉強と稽古を重ねながら、しかし片や、現代の日常の中の茶の湯の在り方をも探求する、かなり前衛的な結社です。

1982年に、裏千家の伊住宗晃宗匠に出会って茶の湯のデザイン性に目覚め、田中一光先生を中心に今や伝説となったクリエイターたちの茶集団「青庵」を立ち上げた主宰者の一人、グラフィックデザイナーの麹谷宏によって、その「青庵」有終後の2008年に創立されました。

茶道指導は北見宗幸先生、ホームグランドは高田馬場の「茶道会館」。そしてメンバーは、麹谷が所属する六本木男声合唱団の仲間たち大中誠、角山一俊、渡邊弘之、澤田貴之、古河久人の面々。

パフォーマンス性のある明るくて楽しい「茶会」の開催を通じて、古典とモダンを結びつけ、現代生活の中に生きる伝統の意味を考察するのが、六志会の茶の湯のスタイル。

発足前からその意気の高まりは押えきれず、200810月に六本木男声合唱団がブラジル移民100周年記念演奏会に招かれた機会に、サンパウロ市で添釜の「立礼茶会」(ブラジル茶会)を開きました。

そして帰国直後の11月に、ブラジル茶会の報告も兼ねて六志会発足記念の「ボジョレーヌーヴォー初陣茶会」を開催し、その後も「立礼立茶と茶かぶきの茶会」、「ワインとガラスの茶会」と、毎回多勢の参会者を得て好評のうちに公演を重ねています。

六志会の茶会の楽しさは、茶の湯の作法は何も知らず、道具などに知識がなくても参加でき、立礼茶会には畳の上の正座という苦しみもなく、そして麹谷の講話で茶会のコンセプトデザインの面白さが分って、思わず茶の湯の世界に引き込まれてしまうところではないでしょうか。毎回、終演後のパーティーで決ってお稽古参加の希望者が現れることが、その証明でしょう。

六志会の茶会の道具類は、テーマに合せて自作する作品を中心に構成されることで知られ、例えば麹谷が坐忘斎裏千家家元、千住博画伯たちと共作して故・伊住宗晃宗匠に捧げた軸や、ワインの空壜を再生させた硝子茶碗などなど、立礼席のデザインなども合せて多様です。

六志会の茶会は、常に、現代の茶の湯への刺激となる、アヴァンギャルドなデザイン活動でもありたいと考えています。

代表 麹谷 宏


メンバー紹介

麹谷 宏(こうじたに ひろし)
「無印良品」で時代のライフスタイルを提案したグラフィックデザイン界の長老。青春のパリで学んだ、ワインを日本に啓蒙してフランス政府より受勲。

大中 誠(おおなか まこと)
ファシリティマネジメントのスペシャリスト。天性の好奇心は、衣食住遊のすべてをカバーして時代の動向を見逃さない。ワインのシュヴァリエ称号を持つ。

角山 一俊(かくやま かずとし)
国際ライセンスを持つ弁護士。仕事柄、性格は真面目、生活は堅爽。大型二輪を愛し休日には孤高のツーリングを楽しむ。美食とワインにもうるさい。

渡邊 弘之(わたなべ ひろゆき)
日本生まれ、メキシコ育ちの国際人。食品総合商社を経営し、日本の食の安定、安心、安楽に寄与する飲食の達人。オペラ界の隠れたサポーターでもある。

古河 久人(こがわ ひさと)
大手生命保険会社の広報を担当して、ヒューマンウェルフェアのために多忙。音楽界の情報にも詳しく、若い女性アーティストの才能発掘に実績を持つ。

澤田 貴之(さわだ たかゆき)
名門SAPから独立したITコンサルタント。企業向けITプロジェクトマネジメントに情熱を燃やす多才な若き狼。

<茶道指導>
北見 宗幸(きたみ そうこう)先生
東京・高田馬場で昭和25年から続く「茶道会館」で、お茶の指導を行う。人柄を慕う弟子は多い。淡交会の若きホープとして将来を嘱望されている理論派茶人。

090708 AUDI茶会 (21)20%


2009ワインとガラスの茶会にて